No.026

UPDATE2015/11/2

九州男児

生まれて以来26年間を過ごした熊本の地を離れ、プラスディーで働くために上京してきた山口高宏。寡黙で控えめ、一見すると大人しく見られがちな彼に、思い切った決断をさせたのは九州男児の遺伝子だった⁉

九州男児は、えいやで決める

26歳まで地元から出ずに、いきなり東京に来たっていうとよく驚かれます。自分のなかでもそれなりに大きな決断ではあったので、しっかり考えはしたのですが、最後は理屈と言うより直感で決めてしまいました。

転職を考えたのは25歳ごろでした。専門学校を出た20歳から前の会社に勤め始めたので、当時ですでに5年勤続していたころです。WEBのエンジニア兼デザイナーとして働く中で、新しいチャレンジが少なくなっていたことがきっかけです。熊本では入ってくる案件のバリエーションが東京ほど多くなくて、地元企業や個人商店のECサイトを担当することがほとんどでした。自分のスキルの伸びを感じられない日々が続いて、このままじゃダメだっていう想いがあって。今までやったことのないような仕事がしたくて、転職を考えたんです。熊本の中や福岡で探すことも考えましたが、案件内容を理由に転職するのだから、案件内容が一番変化するところを選ぶことにしました。そしたら、第一候補はやっぱり東京でした。

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生活面・経済面の準備もあるので、1年くらいかけて用意を整えました。長いスパンだったので途中で多少迷わないでもなかったですが、決めた日が近づくと思い切りがつきました。もともと、日々の細々したことは優柔不断なほうなんですが、大きな決断はスパッとできちゃうんです。大学受験の際も、滑り止めを受けずに本命一本だけを受けました。結局、落ちてしまって専門学校に通うことになるんですが(笑)、でもそれが今の仕事につながっているので、結果オーライかなと思います。

九州男児は、手を動かす

そうして転職してきて、プラスディーで担当する仕事は思っていた以上にバリエーション豊かです。たとえば、メディアタイアップのキャンペーンサイトなんかは、想定閲覧数がケタ違いに大きいので、対象ブラウザが広範囲だったり、サイト容量をかなり軽量化することが求められたりするのが新鮮でした。制作規定が何ページもあるのも印象的でしたね。熊本では、基本的にお客さんの自社ドメイン下のものなので、細かな規定はあまりなくて、こちらのつくりやすい方法で組めていたので。あとは、JavaScriptで動きを付けるような作業も、以前はあまり経験できないものでした。ECサイトではせいぜいメニューのプルダウンを工夫するくらいだったので、よりエンターテインメント寄りのサイトで動きによってユーザーを楽しませるような制作物が多いのは、つくっていて楽しく感じる部分です。

望んでいたことではあるのですが、やったことないことをやる分、試行錯誤に時間がかかるようになりました。自分の力量以上の仕事を受けてしまい、結局上司に教えてもらうということもあります。でも、そんなときでもすぐには質問をしたくなくて。自分で手を動かしながら、あれやこれやと考えたいんです。そのほうが身につくし、なにより、引っかかっていた部分が解けるときが一番楽しいですから。

九州男児は、大志を抱く

そんなふうに、今はフロントエンド領域でスキルを身に付ける日々ですが、ゆくゆくはデザインも磨いて、一通り自分で完結できるようにしたいと思っています。もともと、通っていた専門学校は、デザインの学校のWEBコースだったし、前職ではデザインもやっていたので。

WEBに触れ始めたのは、高校生のときに家にPCが来てからで、インターネットに触れるうちに、自然に自分でもサイトをつくってみるようになっていました。ネット上で独学でHTMLやCSSを勉強しながら、毎日3~4時間PCに向かっていたんです。当時一番熱中していた趣味でした。そこから、専門学校、前職、今にいたるまで、ずっとWEBと離れることなく生きてきました。自分のなかで働く上での軸はもうWEBに定まっています。そのうえで、どんな風にWEBに取り組むかが今後の課題だと思っています。

デザインもエンジニアリングも自分で完結したいという理由の1つは、デザインと実装の思想にギャップがなくなることで、より良い表現ができると思うから。もう1つが、将来熊本に帰ったとき、自分の腕一本で活躍できるようになっていたいから。故郷に錦を、じゃないですが、やっぱりいつかは地元に帰って、地元に貢献したいという気持ちがあります。いつ、ということをリアルに思い浮かべるような段階ではないのですが、1つの目標として、頭の中には地元がありますね。

大きな決断の理由を語ってくれた山口高宏。「地元の友人のなかには、今のままじゃいけないと考えている人がけっこういて。でも、安易に環境を変えたらというアドバイスはできないんです。自分で決めることだと思うので。」と話す顔からは、思慮深さと芯の強さがうかがえた。

メンバーからのメッセージは以前デジタルディビジョンでチームリーダーとして山口を率いていたプロデューサー高梨と、エンジニアの後輩である寺口から。

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Yuji Takanashi
無骨に、確実に、仕事をこなす山口くんことぐっさん。 まず考える、をモットーに、自分の中で答えを探し、 選択肢とともにフロントへ提案してくるあたり、 九州男児の心意気を感じます。 あれ、これ構築どうなったっけな? あーやばい今日提出だよ…終わったかな… あれ、あれ…ぐっさーん! ぐっさん:「え、もう出来てますけど?」 …ぐっさん、いつもありがとう。
Norikazu Teraguchi
どんな状況でもいつも依頼されたことに対して「できますけど」と 変わらずにクールに返答する山口さん。 同じチームのエンジニアとして半年ほど一緒に活動させて貰いましたが、 リスクを考えた確実な工数見積に着実な構築とその安定感と安心感を尊敬しています。 自分と同様にデザインの方もやりたいとおっしゃっていたので、山口さんのロジカル且つ大胆な動きのあるデザイン(※勝手なイメージです)を楽しみにしています!

山口高宏の+D ― DEKIMASU(できます) ―

ノーとは言わない男・山口。ディレクターからの「(けっこう重いけど…)これできるかな?」という質問に、事もなげに「できます」と答え続ける。あんまりディレクターを甘やかしちゃいけません。

No.026

Takahiro Yamaguchi

熊本で生まれ、熊本の制作会社でweb制作に従事。新しい刺激や環境を求めて上京し、2014年プラスディーに入社。

PHOTO by Naoki Umeda : INTERVIEW by Yasuhiro Tanaka : BUILDING by Norikazu Teraguchi : PLANNING by Kota Takahashi : EDITING / PLANNING by Kiyotsugu Fujiwara