No.025

UPDATE2015/10/2

裏方

芸能プロダクションのイベント運営スタッフを経て、マネージメント職に就きたいとプラスディーに入社。しかし現在はセールスプロモーションディビジョン(以下、SPディビジョン)のアソシエイト・プロデューサーとしてクライアントの販促活動をサポートしている。当初の想いと裏腹なポジションに彼女は何を想うのか?

スポットライトの裏側へ

私、自分が主役になりたいと思わない方なんです。芸能マネージャーを目指したきっかけも、“芸能人に会えるから”っていうくらいミーハーなんですが、自分が表に出る側になりたいとは全然思わなくって。

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高校卒業後は、地元・愛知の音楽の専門学校でアーティストマネージメントを勉強しました。学校には、アーティストになりたい側の子のほうが圧倒的に多くて、その子たちを題材にマネージメントの練習みたいなことをさせてもらったんです。本人と話ながら「そこはこう歌ったらいいんじゃない?」とか「あなたにはこういう曲のほうが合ってると思う」とか、アドバイスをして。自分の言葉や接し方で人が成長したり、評価されるようになったりするのが嬉しかったですね。自分はやっぱり裏方志向だなと実感しました。

卒業後は、芸能プロダクションに勤めました。イベント運営の仕事でしたが、まずは業界に入りたい、東京に出たいという想いがあって。3年弱くらい勤めたんですが、マネージメント職に近づけなくて、環境を変えようといったん退社し、さあ就活するぞっていうときに織田澤さん(元プラスディー社員)に「芸能プロダクションつくるから一緒にやらない?」って誘われて。それが、プラスディーに合併されたサンディーエンターテインメントだったんです。

やりたい仕事の裏側へ

プラスディーに入ってプロダクション事業(タレントマネージメント)とキャスティング事業に携わっていたのですが、1年半経ったタイミングで織田澤さんが転職されることになって。実務経験が足りない私だけでは存続できないのでプロダクション事業はお休みすることになりました。

そこから現在のSPディビジョンに移ることになったのですが、もともとマネージメントがやりたくて入ったので、全く違うことをすることに葛藤はありました。かといって、自分がマネージャーとして通用するかというと、知識も覚悟も足りないことに気付いてはいて。将来が見えなくて悩んでいるときに、織田澤さんと今の上司の村井さん(SPディビジョン長)の両方に言われたのが、「悩んでいるなら、今は勉強の時期と思って目の前の仕事に取り組んだほうがいい」ということです。自分の武器の無さは自覚していたので、“今は勉強”という言葉はしっくり来て、とりあえず今は頑張ってみようと思えました。

SPディビジョンでは、イベントの提案や運営、紙の制作物のディレクション、撮影の仕切りなど、販促に関わることなら何でもしています。新しいことに次々チャレンジするというよりは、1つのことに集中したいタイプなので、着いていくのに必死ですね(笑)。でも「モノを売るのも、人を売るのも共通するところはあるはず」という村井さんの言葉を信じて、勉強しています。

いつかは家庭の裏側へ

仕事についての悩みは尽きないんですが(笑)、1つはっきりしている将来の指針があるんです。それは、自分のお母さんのようなお母さんになることです。私、お母さんのことが本当に大好きで、尊敬していて。お母さんは、どんなときも子どもを第一に考えてくれる人なんです。私たちが帰ってくる時間には家にいてくれたし、どうしても居れない時もご飯は必ず用意してくれていて。あとは、私は二人姉妹の妹なんですが、姉妹を絶対に平等に扱ってくれたのはすごく印象深いですね。

例えば、成人式の振袖って今はレンタルも多いじゃないですか? お姉ちゃんは買ってもらってたんですが、私はレンタルでいいよって言ったんです。けど、お母さんが絶対買うって譲らなくって。お姉ちゃんのときにこうしたんだから、私にも同じようにするって。そういう感じだったので、妹にありがちなお下がりばっかりでイヤだとかっていう不満を持ったことはなかったですね。むしろ私から遠慮しちゃうくらいでした(笑)。そんなお母さんを見てきたから、私自身も同じように愛情の深いお母さんになりたくて。子どもの成長を自分の幸せとして受け止めるような生き方がしたいなと思います。

そういう意味では、タレントを陰で支えるマネージメント職に惹かれるのも、通じるところがあるかもしれません。自分がフロントに立つよりも、裏方に立って支えるような仕事のほうが性に合ってるんだろうなって思います。

自身の裏方気質と、母への憧れを語った藤澤悠子。悩みつつも、自身のなかにある思いと向き合う彼女をどう文章に落そうかと考え、「裏方」という言葉の意味を調べていたとき、その言葉の思わぬ意味を知った。「裏方」はいわゆる「奥方」と同じく「結婚している女性」という意味も表すのだという。
(参考:http://thesaurus.weblio.jp/content/%E8%A3%8F%E6%96%B9
既婚女性がビジネスシーンで多く活躍する現代には少し合わないかもしれないけれど、一方で仕事も家庭も裏方の存在がいて成り立つのは事実。藤澤の裏方気質は、彼女が目指す将来像にぴったりの性分なのかもしれない。

メンバーからのメッセージは藤澤の上司であるSPディビジョン長・村井と、三田オフィスの頃から付き合いの福本から。

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Takaaki Murai
入社時期がほぼ同時期でオフィスも同じだったので、入ったばかりで何していいか分からずチョコンと座っていたことを覚えています。 本人も書いていますが、元々やりたかったことからだんだん離れ、知見も経験もない中、模索しながらの業務内容に日々よく取り組んでいると思います。字のごとく悪戦苦闘していますが、徐々にできることが増えて来て、存在感を増していることには是非自信を持ってもらいたいです。(本当に助かっています) 私の前では褒めても謙虚な素振りをするため、ドヤ顔はまだ見たことないのですが、今よりも自信と経験とスキルを磨いた藤澤に会えることに今後も期待しています。
Masako Fukumoto
三田のオフィスから一緒で歳も近いことから、飲み仲間、お泊り仲間、弁当仲間、と接点の多い藤澤悠子こと“ゆっちゃん”。すぅっと懐に入るのが上手なゆっちゃんからいつもたくさんのドヤ顔と笑いを貰っています! 渋谷に来てからめきめきと頭角を現していますね。事務所では静か~に私の背後に来て人差し指でツンとしてから話しかけられる、変わった手法の(笑)愛嬌あるゆっちゃんへ物申す。 お酒の大量摂取で2度ゆっちゃんを看病して以来、お酒の量を制限していますね。とても素晴らしいことですが、まだまだ若いんだから制限しなくてもいいのに…といつも心の中で思ってますよ(笑)今後の食事会ぜひ楽しみにしてます!

藤澤悠子の+D ― DOYA-GAO (ドヤ顔) ―

裏方気質ではある一方で、自分のこともけっこう好きな藤澤。たまにカメラを向けられると喜々として表情を造る。撮り終わった後のドヤ顔はタレントさながら。

No.025

Yuko Fujisawa

タレントのマネージャーを目指し専門学校へ入学。卒業後、ファンクラブイベントの企画・制作・運営、グッズ制作に携わる。その後、この経験を活かし、夢であったマネージメント職に就きたいと思い、プラスディーに入社。

PHOTO by Naoki Umeda : INTERVIEW by Yasuhiro Tanaka : BUILDING by Norikazu Teraguchi : PLANNING by Kota Takahashi : EDITING / PLANNING by Kiyotsugu Fujiwara