No.024

UPDATE2015/9/1

つくる、つながる

プラスディー初の出産・育児休業を経験した松葉萌子。1年4カ月の休業を経て、2015年4月に時短労働にて復職した。母となった彼女が、仕事に感じるモチベーションとは?

つくったもので、誰かとつながりたい

仕事をはじめてからずっと、デザイナーとして働いてきました。最初の会社はアパレルメーカーで、Tシャツのグラフィックデザインがメインの業務。次の会社ではWEBデザイナーになって、プラスディーでもWEBメインでデザインしています。会社勤めの前も、友達とポストカードや小物をつくってデザインフェスで売っていたし、高校もデザイン系。思えば、子どもの頃からずっと、工作や絵を描くことが好きでしたね。

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単純につくること自体が楽しかったというのもあるけれど、私の場合、誰かに見せることがモチベーションになっていたと思います。お母さんに「上手に描けたね」って褒めてもらったのが原体験で。反応が悪い場合も、ショックはショックなんだけど、次こそはいいねって言ってもらえるものをつくろうとやる気になる。どっちの反応でも、やる気につながるんです。逆に、見て反応してくれる人がいないと、少しモチベーションは下がりますね。前の会社からの転職理由も、実はそこが大きくて。制作時、社内で感想を言い合うような習慣がなかったんです。スキル面のチェックはきめ細やかだったので、成長にはつながったと思うのですが、どこか寂しさを感じました。だから、プラスディーに転職してきて最初にやった案件で、白井さん(プラスディーCOO)が「いいじゃん」って言ってくれたのをすごく覚えています。前の会社と仕事量はそんなに変わらなかいはずなのに、つらいと感じることが格段に減ったのは、“みんなでやっている感”があるからなのかなって思います。

世の中とつながる仕事がしたい

WEB業界に興味を持ったのは、前々職のころ。基本的にはグラフィックのデザインが私の業務だったんですが、WEBサイトの更新も兼務で任されたんです。WEB専任の担当者がいなかったので、本を読みながら独学で勉強しました。せっかくやるならいろいろやってみたいと思って、当時流行っていたFlashのサイトなんかもつくりましたね。そうこうしているなかで、東日本大震災があったんです。会社として何かしようとなって、特設サイトでTシャツを売って、売り上げで炊き出しをするというキャンペーンを立ち上げることになりました。そのサイト制作を私が担当したんです。そのTシャツがすごく売れて、継続的に炊き出しをすることができたことで、自分も世の中のために何かできるんだと実感できました。そういうサービスを、もっとつくりたいという想いがきっかけになって、WEBを本格的に学ぼうと転職を決めたんです。

そういうサービスをつくりたいという想いはもちろん今もあって、たとえば育休中にはWordPressでママ向けの情報サイトをつくってみました。自分が母親になって気付きましたが、ママの悩みって、昔も今もほとんど変わらないんですよね。昔のママが悩んだことの解決法が集まったサイトがあれば、今のママにも役立つだろうと思って始めたんです。じっくり計画を立てて立ち上げたサイトではないので、アクセスはそこまで大きくないのですが……。何かやりたいと思ったら、まず手をつけたいほうなんですよね(笑)。

つながりに、感謝の気持ちを持っていたい

育休中には、ほかにもサイトやアプリをつくりました。自分がつくりたかったというのも嘘ではないのですが、復職時に戦力になれないのが嫌で、少しでも手を動かしておきたかったというのも大きいです。仕事は好きなので、復職はしたかったものの「仕事から離れていたのだからこなせる仕事が少ないのは当然」というような態度はとりたくなかったんです。権利を振りかざしてワガママに振舞うのは嫌でした。そんな姿、子どもに見せられないですからね。働ける環境があることに感謝しながら、真摯に働きたいと思っています。

とはいえ、フルタイムでの勤務は難しいので、時短勤務での復職となりました。休む前とは時間の使い方が変わりましたね。休業前は、時間が足りなければ残業することもできたから、時間管理はそこまでシビアにしていませんでした。復職後は、限られた時間を有効に使えるよう、ひとつひとつのタスクについて、所用時間を細かく決めるようになりました。そのスケジュールは上長にも共有していて、タスクの総量と進捗が適正かを話し合っています。子どもが急に体調を崩して早く帰らないといけないときなどは周囲に助けてもらわざるを得ませんが、自分のやり方次第で管理できる部分は自分でハンドリングしたいので。

子どもは可愛くて、ずっと一緒にいたいくらい。そんな子どもを預けてまで働いているんだから、ただこなすのではなく、しっかりとやりがいを感じながら働かなくちゃいけないと思っています。会社にとっても、初めての産休・育休、復職の経験者なので、みんなが安心して子供を持てるような姿を見せたいですね。

子育てしながらデザイン業務に励む松葉。どんなサイトがつくりたいかという問いへの答えは「つくって納品して終わりというプロジェクトより、つくったあとも改善を続けて育てていくようなプロジェクトが好き」だそう。“育てる”ことへの想いは子どもが生まれる前からあったようだ。

メンバーからのメッセージは松葉のリソース管理を担当する上長・菱沼と、一番古い付き合いの女子社員・宇土から。

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Yasuko Hishinuma
プラスディー初のワーキングママとして、いろいろな面で前例がない中で、がんばっている姿に同じデザイナーとして励まされています。デザイナーとしての成長にとても貪欲でガッツを見せてくれて、「今、こんなの作っているんです!」と個人的にチャレンジしていることを話してくれる松葉さんはキラキラしていて、話しているだけでワクワクしてきます。ただし、体力勝負のようなガッツは、ほどほどにお願いしたいです(笑) ワーキングママ活躍の場を確立するお手伝いしていきますので、おもいっきりはじけて欲しいです。
Yuriko Uto
松葉さんとは、会社がまだ少人数で女性メンバーも片手に収まる程の人数だった頃から共に様々な困難を乗り越えて来た戦友です! 彼女が休んでいた1〜2年の間に会社の環境も大きく変わったので、浦島太郎状態の中復職された松葉さんはとても不安だったと思います。今でも、プラスディー初のワーキングママとして、いろいろ大変なこともあるかと思いますが、会社も徐々に大きくなり、女性メンバーも当時より倍増えた今、その経験を活かしてママになっても自分らしく働ける環境をどんどん提案して行って頂きたいです!

松葉 萌子の+D ― DAY TIME (お昼) ―

現在は日中だけの時短勤務中の松葉。時間内にしっかり働き、愛する娘を迎えに行く毎日。以前はお酒好きで泥酔することもあったが、子どもができてからは深酔いを避けるとのことで、プライベートも夜型脱出?

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Moeko Matsuba

アパレルメーカーでグラフィックデザインを担当するなかで、自社サイトの立ち上げを兼務。東日本大震災時にチャリティサイトを立ち上げた経験からWEBの世界に魅力を感じ、プラスディーに入社。

PHOTO by Naoki Umeda : INTERVIEW by Yasuhiro Tanaka : BUILDING by Norikazu Teraguchi : PLANNING by Kota Takahashi : EDITING / PLANNING by Kiyotsugu Fujiwara