No.022

UPDATE2015/7/1

FLASH

WEB制作会社3社を経て、4社目としてプラスディーに入社した竹内康章。フロントエンドに軸足を置きつつも、一部バックエンドも守備範囲内。その境目こそが自分の得意領域と語る彼を形づくったものとは?

刺激

22歳から働き初めて、プラスディーは4社目。これまでの会社から受けた影響はやっぱり大きいですね。なかでも、1番影響を受けたのは1番初めの会社。Adobe Flash全盛の頃で、Flashを使ったプロモーションサイトのクオリティが世間的にも評価されていました。専門学校を出てすぐにその会社に入ったのですが、レベルの高さに愕然としましたね。学生時代は社会人経験者の同級生に混じりながらも、クラスで1人2人の期毎の優秀者に毎回選ばれるくらいには評価してもらえていました。学生レベルとはいえ、自信を持って入社したんです。でも、全然通用しませんでしたね。知識レベルも、スピードやクオリティも、先輩たちはとにかく優秀でした。そして、それに輪をかけて厳しくもありました。お前の書いたコードじゃ全然使い物にならないと毎日ダメ出しされながら、なんとか付いて行く日々で。起きてる時間はほとんどFlashを触っていましたね。

※このサイトに掲載のイラスト・写真・文章の無断転載を禁じます。すべての著作権は株式会社プラスディーに帰属します。

働き方もちょっと普通じゃなくて。関西出身の先輩もいたのですが、職場は東京なのに、毎月大阪でクラブイベントのDJやっていたんです。それで、連休取るために20日以上連続で働いて、5日くらい休んで大阪に行って、また東京で働いてっていう変則的な勤務スタイルで。僕もそれに合わせて連勤してたんですが、失敗でしたね。身体を壊してしまって。結局それで転職してしまったのですが、最後まで勉強させてもらうことは多かったし、刺激的な毎日でした。

原点

なんでそんな厳しい会社に入ろうと思ったかというと、Flashがやりたかったからです。当時の僕にとっては、Flashは一番おもしろくて、一番やりがいのあることでした。Flashに出会ったのは、コンピュータ専門学校時代。子どもの頃は実家にコンピュータはなかったので、本格的にコンピュータを触ったのは専門学校に入ってからでした。最初はC言語化から勉強し始めたのですが、シビアな言語でしたね。時間をかけて膨大なコードを書いたのに、実行してみたら「たったこれだけ?」と拍子抜けするくらいのアウトプットで。でも、ものをつくっている実感はあったので、楽しさもちゃんと感じられました。

2年生になってFlashを本格的に勉強しはじめてからは、そんな楽しさがさらに大きくなりました。ちょっとコードを書くだけで、すぐ動くのが楽しくて。そこが原点となって、一気にハマりましたね。いろんな工夫をしましたよ。覚えているのは、並行して勉強していたバックエンドのスキルを活かして、データベースとの連携を試したこと。周囲はモーションにこだわるアーティスト肌が多かったので、それ以外の部分に強みがあれば差別化になると思って。どうせやるなら、人より結果を出したかったんです。

負けず嫌いなんですかね。勉強以外もそんな感じなんです。学生時代、オンラインゲームのウイニングイレブンにハマっていたのですが、100万人のユーザーの中で40位台に入ったことがあるんです。そのくらいの順位になると、周りはインターネット回線をわざと遅くして、選手が消えるチート(システムの抜け道を使ったズル)を使うような人しかいなくて、そんなズルまでして勝ちたくはなかったので辞めちゃいました。まともにやっていた人のなかではトップクラスだったんじゃないかなと思います。

未来

この世界に入ったきっかけになった、思い入れ深い技術Adobe Flashも、僕が会社を渡り歩くうちに、iPhoneの普及ですっかり廃れてしまって……。僕はFlashと同じく動的な表現ができるJavaScriptも勉強していたので、そのスキルを活かして金融関係などで使われるアプリケーションの開発をするようになっていました。1年がかりで1つのプロジェクトを回すような大規模な開発です。長期間モチベーションを保つのが大変でしたが、学ぶことも多い案件でした。大規模だからこそ、最初の設計やリスクへの感度の重要性が身に染みて分かったし、遠くにある完成形をリアルに描きながら作業することも身に付きましたね。

そんな経験を経て、プラスディーに入ったのは、1つ1つのクリエイティブに思い入れを持って取り組むため。そして、そんな働き方を長く続けていける環境に身を置くためでした。今、そこには近づけているかなと思っています。自身に関していえば、いろんなジャンルの案件があるから、新しいことを勉強する機会がすごく多い。難しいことにチャレンジしたいという気持ちは強いので、その点では手ごたえがあります。周囲のメンバーにも恵まれていますね。若手メンバーが多いので教える側なのですが、ただやり方を聞くだけではなく、ちゃんと根本から理解しようという姿勢があるから、教えがいがあります。あとは、比較的、真っ当な生活ができているのも若いメンバーにとっていいことじゃないでしょうか(笑)。僕自身はスパルタな環境で成長できたと思っていますが、生活を犠牲にするのが良いことだとは思っていないので。

まだまだ自分も成長したいし、会社としてやれることを増やすために、自分の経験やスキルを後輩に共有していきたいと思っています。いい年ですし腰を据えたいので、良い環境づくりにも貢献したいですね。

豊富なキャリアと確かなスキルを持って入社し、そのノウハウを共有することで社内のレベルアップに貢献する竹内。そんな彼をこの世界に引き入れる決め手となったFlashは英語で閃光や瞬間を意味する。各章のタイトルはこの言葉からの連想でつけた。まぶしい光から刺激を受け、Flashと出会った瞬間が原点となり、今も光の差す未来へと進む。そんな人生を歩んだ彼だからこそ、プラスディーを照らす“Flash”でもあるのだろう。

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Issey Yamaki
もし、私が「誰か連れて独立していいよ。」と代表に言われたら、迷わず1番にこの男に声をかけるでしょう。 つまりそういう男です。
Shiori Miyamoto
「これ、できますか…?」の質問に、いつも何でもないように「できますよ」と、安定感バツグンな返事をしてくれる竹内さん。しかも本当にできちゃうからすごい。そして早い。 竹内さんが入社されてすぐの頃は寡黙なところが印象的で、“自分と年も離れた、ちょっと近寄りがたい、声かけ難い、すごいエンジニアさん。声かけるの緊張する…!”そんな印象でした。 最近では社内で「バンブーさん」とあだ名も付き、頼られたら断れない優しいお兄さんだなと思っています。笑

竹内康章の+D ― Dark ―

柔和な人柄ながら、ちょっとダークな世界観が好きだという竹内。好きなものを聞くと、色なら「黒」、映画なら「ハンニバル」、ゲームなら「ダークソウル」、時間帯も「夜」だそう。確かに宵っ張りなイメージはあるかも。

No.022

Yasuaki Takeuchi

22歳でWEBの世界に飛び込み、以来、12年間WEB業界一筋。フロントエンドに軸足を置きながらも、バックエンドの知識も豊富。双方を橋渡しするようなプロジェクトを得意とする。2014年にプラスディーのビジョンに共感しに入社。ニックネームは『バンブー』。

PHOTO by Kyosuke Adachi : INTERVIEW by Yasuhiro Tanaka : BUILDING by Norikazu Teraguchi : PLANNING by Kota Takahashi : EDITING / PLANNING by Kiyotsugu Fujiwara