No.020

UPDATE2015/5/1

A small world

2014年4月に新卒入社、柔らかい話し方と穏やかな物腰を崩さない高橋浩太。そんな彼が、いつも通りの穏やかさで語ってくれた、つくりたい「世界」とは?

物語の世界に浸ること

この世界とは別の、物語の世界に浸るのが好きで、小さな頃からずっと映画を観てきました。社内ではディズニー好きで通っていますが、ディズニーに限らず映画自体が好きなんです。映像とストーリーと音楽。いろんな情報を組み合わせて1つの世界観がつくられていて、観るとすぐにその世界に入っていけることに魅力を感じます。なかでもアニメーション作品が特に好きなんですが、その理由も世界により深く入り込める作品が多いから。アニメの場合、実写ではできない映像表現ができるし、出演者の過去の出演作やプライベートのような余分な情報もありません。より純粋に作品独自の世界を追求できると思っています。ディズニーを好きになったのも、もともとはアニメーション作品好きの延長です。

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ただ、ディズニーが特別に好きな、理由が他にもあるんです。それは、ディズニーの世界観を現実世界で味わえる場がたくさんあること。小さい頃から毎年ディズニーオンアイス(アイスショー)を見に行っていました。ショーやミュージカルの臨場感に触れるのが好きだったんです。ディズニーリゾートに行けば、観ていた作品の世界に入り、キャラクターや建物に触って、その世界の住人と会話できます。

夢の国と言われたりしますが、別の世界の空気に触れ、本当に行ったような感覚を体感できるのがたまらなく楽しくて。映像作品があって、空間があって、そこで生きているキャストと呼ばれる人々がいて、ミュージカルやショーもあって、その全部が“ディズニー”という、ひとつの世界を表現することにつながっている。こんなスケールで世界観を体感できるのは、やっぱりディズニーだけだと思っています。

自分の世界をつくること

ディズニーにハマったのは最近のことですが、世界観に浸るのがずっと好きだったので、自分も“自分の世界観”を発信したいという想いは自然に持っていました。大学でデザイン学部に入ったのも、“世界観”をつくる力を身に付けたいと思ったから。映像やプロダクト、グラフィック、インスタレーション(空間芸術)などを勉強したなかで、卒業制作に選んだのは光をテーマにしたインスタレーション。言葉で説明するのが難しいのですが、小さな光の塊が無数にある空間があって、そこに実際に入ることができる作品です。光が何に見えるかは見る人次第で、星のように見える人、海の中の小さな泡に見える人、蛍のように見える人、そのほかにもいろんな人がいました。

作品をつくるうえで大事にしたのは、居心地のいい空間のなかでも、受け手に考えさせる要素を持たせること。僕自身、ポジティブな世界観が好きで、自分がつくる側にまわるときも怒りや悲しみなんかではなくて、やる気や元気を沸かせるものがつくりたいと思っていました。だから作品自体も落ち着いたトーンにしたり、癒し系の音楽をかけたりと居心地を良くする工夫をしました。でも、ただリラックスできるだけで終わってしまうのも嫌で。受け手自身が行動し、考えるきっかけをつくるために、参加性を持たせるような演出を加えました。作品に手をかざすと、その人自身の手から光の粒が出て、作品の光の一部になっていくようにしたんです。足を止めて、何かを考えてくれる人がいたことが嬉しかったですね。

違う世界をみること

そんな学生生活を経てプラスディーに入社したのは、グラフィックも映像表現も内包できるWEBデザインに興味を持ったから。デザイナーという立場で世界観をつくるために、いろいろな表現技法が使えることは可能性につながると思っています。目標は、物語のあるサイトをつくること。情報を得るだけのサイトではなくて、ひとつの世界観のなかで何らかの体験を提供できるサイトがつくりたいですね。

そのために意識しているのが、いろんな世界をみること。本やネットから情報を得ることも多いですが、それだけで終わらずに実際に足を運ぶようにしています。休日は美術展や話題のお店はもちろん、海や山のような自然のスポットにもよく行きますね。写真や文章から見れるのはそれを撮った人や書いた人の視点で切り取られた範囲の世界ですが、自分が実際に行ってみるとより広い世界が見えるように思うんです。

仕事に関しても、デザインだけじゃなくディレクション業務もやらせてもらっています。お客さんと話をしたり、制作の進行管理をしたりすることで、WEB制作の世界の見え方が広がりました。軸足はあくまでデザイナーですが、今後もディレクション業務を続けていきたいですね。

新卒で入社してから丸1年経ちますが、デザインの引き出しを増やすためにも、もっともっといろんな情報をインプットする時期だと思っています。ただ知識として得るだけじゃなく、実際に体験してみるというスタイルで、いろんな世界を自分のなかに取り入れながら成長していきたいですね。

「世界観をつくる」という大きな目標を持ちつつも、「自分にできることから貢献する」という地に足着いた考え方をする高橋浩太。オフィスの清掃や社内業務を進んで引き受ける彼の姿勢を評価する声も多い。細かなことに気付くという特性を活かし、2年目の飛躍に期待したい。メンバーからのメッセージは同チーム同職種のお姉さん・鳥羽と、同期入社で一緒に案件を担当することもあるアソシエイトエンジニア寺口から。

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Sayaka Toba
デザインやディレクションなどはまじめで誠実。雑談では笑顔と軽やかな笑い声で場を和ませてくれるので、男女問わずファンを着実に増やしている愛され達人です。2年目となり、少しだけ(ほんとに少しだけ)黒い部分や天然ぷりを披露し初め、新たなファンを獲得し続けています。たまには、やんちゃをしてまた新たな一面を見せてくれたら嬉しいですね。今度、みんなでホラー映画大会でもしましょう!
Norikazu Teraguchi
きっと自分にも制作意欲がたくさんあるはずなのに、一緒にプロジェクトを行うときはいつも進んで進行役を引き受けて、周囲が作業に専念しやすいような環境を作ってくれます。また、相手の気持ちに応えたいという責任感も非常に強く常に周りのことを思いやっている様子には関心します。いつか高橋くんが納得のいくデザインをアウトプットできる場に立ち会えることを楽しみにています。

高橋浩太の+D ― Dust Clean (ゴミ捨て) ―

朝、ゴミ出しをする彼とすれ違ったことのあるメンバーは多い。確実に貢献できるところからコツコツという姿勢が表れている。後輩が入社した今、その姿勢をしっかりと引き継いでほしい。

No.020

Kota Takahashi

東京工科大学デザイン学科にて映像やプロダクトおよびグラフィックのデザイン、インスタレーションなどについて学んだ後、プラスディーに新卒入社。シャツ率とカーディガン率が高い。

PHOTO by Naoki Umeda : INTERVIEW by Yasuhiro Tanaka : BUILDING by Norikazu Teraguchi : PLANNING by Kota Takahashi : EDITING / PLANNING by Kiyotsugu Fujiwara