No.010

UPDATE2014/6/2

Steady Go − ブレずに進む −

2013年に、新卒でデザイナーとして入社。ラジオ番組やイベントを自主制作する日々を過ごす学生時代から、未経験のWEB業界に飛び込んだ梅田直希。学生から社会人へ。アナログからデジタルへ。チャレンジした新しい世界で、彼がぶつかった壁とは?

「Steady.1 L’Arc~en~Ciel好きはブレません(笑)」

僕、昔っからずっとL’Arc~en~Cielが好きなんです。中学生の頃からラルクを真似てバンドを組んで、CDジャケットやロゴを作っていました。今、こうして広告に携わる仕事に就いているのも、もとを辿っていくと中学1年のときに見たラルクのCM映像がきっかけなんです。ラルクのかっこよさばかりを打ち出すのではなく、ユーモアを混じえて表現しているところがとても衝撃的でした。

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バンドも本格的にやっていたけれど、ミュージシャンになろうと思ったことはありません。そこは割とドライで、自己表現の場として割り切っていたし、何より自分がラルクレベルにかっこよくなれるとは到底思えなかったので。その頃はちょうど、音楽データがWEBでダウンロード出来るようになって、CDの売上も全体的に下がっていた時代でもありました。自分がミュージシャンとしてご飯を食べていけるイメージが湧きませんでしたしね。

じゃあ何をしたいのかって考えた時に、あのCMすごいな、自分もあんなものをつくりたいなって思ったんです。ジャケットやロゴをつくってしまう程、ものづくりはもともと好きでしたし。
目標にもできないくらい雲の上の存在だけれど、ラルクは僕のいろんな決断の指針。憧れの気持ちはブレません。
CDは発売されるたび全部買うし、ライブは有給をとってでも参加する。
売上にも貢献していると思いますよ(笑)。

「Steady.2 プラットフォームは変わっても、ものづくりへの思いはブレません。」

広告業界で働きたい。ものづくりをしたい。そんな思いで、桑沢デザイン研究所というデザイン系の専門学校へ進学したのですがが、入学してすぐに、決められたカリキュラムの枠内で勉強することに不安を覚えたんです。みんなと同じことを勉強しているだけで、自分はものづくりのプロになることが出来るのかなあ、と。それで授業以外のことにも積極的にチャレンジしはじめました。これまでの学校の文化祭の型を破ろうと、仲間と一緒にイベントをやったり、youtubeでラジオ番組やったり。自分のやりたいことを可能な限りたくさん詰め込んでいましたね。
他にもロゴデザインのコンペで賞をもらったのがきっかけで、その会社からデザイン系の仕事を請けるなど個人で活動していたこともありました。でも、一人の仕事より、文化祭のようにチームで自分に足りない部分をカバーしあってひとつのものをつくり上げるのが好きだったなあ。

そんな感じで常に動きまわっているうちに、著名なクリエイターの方と話す機会も何度かありました。いろんな話を伺いましたが、よく聞いたのが「これからはWEBの時代だ」ということ。僕自身もネットコンテンツをつくって、その伝播力を肌で感じていたのですぐにしっくり来ました。電車に乗ってもみんな、中吊り広告より携帯を見ていることの方が多いし、情報を得るときもほとんどがネット検索。自分のつくったものや広告を、より多くの人に見てもらうには、紙媒体よりもWEB業界に進む方がいいと思い、経験もないのにWEB業界に絞って就活しました。学校では紙のデザインの勉強が中心でしたが、WEB業界に飛び込むことに抵抗はありませんでした。

「steady.3 ブレずに、ココでやっていく。」

プラスディーに入社しようと思ったきっかけは2つ。ひとつは、Works。制作物が僕の好みとフィットしていたし、エンタメ色が強かったので、ここでなら自分の好きな音楽や映像を、WEBを通して発信していけるんじゃないかと思いました。もうひとつは人の魅力。決して大きくはない会社なのに、きちんと新卒向けにメッセージを発信している姿勢に魅力を感じました。同じような規模の会社で、新卒採用に力を入れているようなところは少なかったので。

そこに惹かれるままにWEBの知識がほとんどない状態で入社しましたが、入ってみて何もできない自分に愕然としました。WEBの知識がなかったせいもあって、実務は分からないことばかり。そこに給料をもらっているプレッシャー。正直、つらかったですよ。こんな自分が、何か会社に貢献出来ているのだろうかという不安から、WEBに対しての苦手意識にはまってしまって……。

でも、ここでやっていくんだという思いは全くブレませんでした。堅実な性格なので(笑)変わり始めたのは、入社して半年経ったあたりから。社内コンペで提出したロゴをクライアントに選んでもらったり、苦手意識のあったコーディングも、メインで任せてもらったり……。自分も戦力になれていると実感できはじめました。そこからは苦手意識も徐々に薄れていきました。

今は、デザインの基礎をきちんと身につけなきゃ、という思いが強いですが、ゆくゆくはWEBを通して自分の表現を発信していきたいという気持ちは強く持っています。

そんな思いのあらわれのひとつが、プロジェクションマッピング部という社内の部活を立ち上げたこと。まだこれといった活動は出来ていないのですが、これからはきちんと活動をしていきたいと思っていますね。今はまだ有志の部活動ですが、会社の案件に繋げられるレベルにすることが目標です。

新卒ならではの悩みを話す一方で、これからの夢を笑顔で語る梅田。まだまだ発展途上、安定感バツグン!とはいかないけれど、心の奥にブレずにある、モノづくりへの情熱と真摯な姿勢は、より一層の成長を期待させてくれる。

メンバーからのメッセージは、隣の席から梅田を絶妙な距離感で見守るプロデューサー・牧野と、同い年、同期入社、同職種のデザイナー・宮本から。

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Koutaro Makino
その風貌からいじられキャラとして過ごした1年目。今は後輩達も入ってきて、自分の仕事への厳しさ、仲間や後輩達に見せる隙、といった”緩急”を使い分けられるようになってきた。ひと周り大きくなってきてると思います。目を輝かせて好きな物を語るときのように、小さくまとまらず、いい意味でもっと“若気の至り”をやらかして欲しいです。
Miyamoto Shiori
同期の中で唯一、入社前からあだ名が付けられていた梅ちゃん。超個性派な梅ちゃんに負けてたまるか!と対抗意識を燃やしまくりました。学校の同級生にいても、仲良くならなかったタイプ。でも、今ではデザイン・業務のまじめな話から、どうでもいい冗談まで言い合い、良きライバルだからこその関係かなと思います。後輩ができてからの彼は、また新たな一面を見せ始めています。

梅田直希の+D ― +Dakyo(妥協)―

プラスディー随一の個性的なカラーを放つ梅田。一方で、自分のやりたいことを実現するために必要なら、惜しまず妥協する。それが彼の「ブレない」を突き通すコツなのかもしれない。

No.010

Naoki Umeda

桑沢デザイン研究所に入学後、番組やイベントをつくる日々を過ごす。
その後更なる新たな制作物にチャレンジするため、プラスディーに入社。

PHOTO by Kyosuke Adachi
INTERVIEW by Yasuhiro Tanaka ・ Sayaka Horii
PLANNING by Takumi Nariai
BUILDING by Takumi Kuribayashi
EDITING / PLANNING by Kiyotsugu Fujiwara