No.007

UPDATE2014/3/3

等身大

大学を卒業してから、約10年。その社会人生活のすべてをWEBに携わる職場で過ごした、生粋のWEBディレクター牧野孝太郎。プラスディーにジョインしてからも大手映画配給会社のシステムや、省庁の大型プロジェクトなど、難易度の高い案件を次々とこなし、2013年8月、ディビジョンマネージャーに。チームを率いる立場なった彼はしかし、誰よりも素直で、飾らない姿を見せてくれた。

「自分を大きく見せようとは思わない。思えない。」

昔っから、自分の中で確固たる自信みたいなものがないんです。タスクベースで得意なことはあっても、もっと全体的な、自分は特別だと信じ込むような自信はなくて。
夢を語る上でもそう。小学生の頃から高校を卒業するまでサッカーをやっていて、プロになりたいと思っていました。でも、なかなかそこに近づけない状況の中で、自分で動き出すことができなかったんです。どこかからお声がかからないかな、という淡い期待だけ持ったまま、何もできずに終わってしまって……。

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サッカー選手の後に憧れたのは、映画製作の現場。思えば、華やかな場所の近くにいたいという気持ちがあるんでしょうね。それで、家族や友達に「すごいね」って言われるようなことがしたいというか。自分自身が映画監督になってすごいことができたら一番だけど、すごい人と一緒に仕事したっていうだけでも、十分自慢できるしいいなと思っていて。でも、そんな映画業界へのアプローチも、新卒の時に配給会社を受けたくらいですね。プラスディーは、映画業界とも近いところで仕事ができているので、もっとそういう仕事を増やしていって、業界に深く食い込めたらなという期待はあります。でも、あくまで淡い期待。

改めて自分を見つめなおすと、小さいこと言ってるなって思っちゃいますね(笑) でも、小さな部分を隠そうとか、大きく見せるために嘘を言おうとは思えないんです。すぐにボロが出るのは分かっているので。

「一方で、悪く思われたくないと思う小ささが、きっとあった。」

自分をよく見せようとは思わない一方で、悪いイメージを持たれたくないとう気持ちは強かったかもしれません。

取引先に対しても、同僚に対しても、衝突することはできるだけ避ける。タスクオーバーなのに、人に振れる仕事も自分で抱え込む。仕事以外の面でいえば、笑い話を振られても、面白くないやつだと思われたくない気持ちが先行してうまく返せない。なんとなく、ディフェンシブというか、腰が引けたところがあって、それを本田(プラスディー会長)や他の同僚からも指摘されていた時期がありました。自信のなさが表れていたんでしょうね。

でも、そのあたりは少し改善してきたのかなと思っています。ビジネスに関する部分でいえば、ビジネスを前進させることがみんなの一番の興味で、そのラインに乗っていれば僕の小さなふるまいには何とも思わないんだと気付いた点が大きかったですね。笑いについても同じで、場の流れを止めないことが大事で、別に僕がスベったとしてもどうだっていいというか、それはそれで面白くしてくれるというか。

そういうことに気づいてから、以前より楽に、楽しく過ごせている気がします。あくまで意識の話で、タスク量的には楽じゃないですが(笑)

「そのままの自分に近づいていくのかな。どうなのかな。」

もともと、自分を飾って見せることに興味がなかったのに加えて、素の自分でぶつかっていくことへの抵抗もなくなってきています。そういう意味では、裸の自分に近づいて行っているのかもしれませんね。いや、どうかな(笑)? 

ディビジョンマネージャーになって肩書きの上で、部下ができました。でも、自分の中では彼らに対してあまり“部下”という意識がなくて。もちろん、業務面では管理責任があることや、育てていかなきゃいけないという部分は意識しているんですが、なんというか、一般的に思い浮かべるような“上司”を演じる気にはなれなくて。そこもやっぱり、素の僕で接しちゃっています。WEB畑で育ってきた知識や経験には、自分なりの自信を持っているのでそれはしっかり共有したい。でも彼らにも、僕よりも優れた部分があることを知っているから、“部下”というよりも、チームメイトのような気持ちが強くて。

世間的な“上司”はかくあるべき、というイメージからはズレるのかもしれませんが、僕はそれでいいと思っています。こういう部分の考え方は意外と頑固で誰に何と言われても変わらないだろうと思いますね。それでいいと思っています。

やっぱり、そのままの自分に近づいていってるんですかね。自分じゃわからないな。どうなんですかね(笑)?

プラスディーの今を担う、現場のリーダー格でありながら、とにかくありのままを見せてくれた牧野孝太郎。「つまらなくなっちゃうかもしれないけれど」と言いながら、取り繕うことなく本音を話す姿は彼の人柄をよく表していた。

メンバーからのメッセージは中間管理職の彼を上と下からサンドイッチ。社長白井は、経営面からの視点とクリエイティブディレクターとしての視点、それぞれから牧野をどう見るのか。また、牧野のもとでディレクション技術を日々吸収する、ディビジョン最年少ディレクター北口の目に映る彼は?

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Jun Shirai
30歳を過ぎてからも人はこんなに変われるんだ――― と思うのが今現在の印象です。入ってきた当初は「個人でどう実績を残すか」という視点で頑張っていたのが、今では「プラスディーとして…」という視点が随所に垣間見られます。制作陣からも経営陣からも信頼の厚い彼は、今後もさらに活躍していってくれると思います。
Hitomi Kitaguchi
”強い部分だけではなく弱い部分をさらけ出せる人についていきたくなる”私は、上司として意識しすぎずに等身大の姿で向き合ってくれる牧野さんに上司として魅力を感じます。(ちょっと矛盾しちゃうかもしれないですが、上司っぽくない素敵な上司という感じでしょうか…。(笑))部下にも真摯に『人として向き合ってくれる』 そんな牧野さんからもっと学んでいきたいです。

牧野孝太郎の+D — Domestic(ドメスティック・家庭的) ―

プラスディー切っての愛妻家。高校生の頃に出会って以来という奥さん“さきちゃん”との仲の良さは全社員の知るところ。今日もオフィスにLINEの音が鳴る。

No.007

Ko-taro Makino

明治大学卒業後、WEB制作会社数社、事業会社のWEB担当を経て、プラスディーにジョイン。社内一長いWEB業界での経験を活かし、大型プロジェクトの提案・ディレクションを得意とする。

PHOTO by Kyosuke Adachi : INTERVIEW by Yasuhiro Tanaka : BUILDING / PLANNING by Takumi Nariai : EDITING / PLANNING by Kiyotsugu Fujiwara