No.003

UPDATE2013/10/1

キングよりも○○になりたい

“One Month One Feature“ 第3回で取り上げるのは満を持しての登場、山木一正。フロントもこなせるデザイナーとして数多くのプロジェクトに携わり、先期にはモバイル広告大賞も受賞しました。愛称キングのイメージそのままにプラスディーを牽引する彼に、キングをテーマにインタビューを試みたところ……?

「キングという呼び名について、あまり深く考えたことがなかった」

キングという呼び名は前職の社長が、名字のゴロからヤマキングと読んだのが最初です。すぐ、ヤマがとれてキングになりました。プラスディーに入ったとき、その話をしたわけでもないのですが、本田さん(プラスディー会長)が同じようにヤマキングと呼び始めて。そこから、白井さん(プラスディー社長)、桜井さん(プラスディー 執行役員)もキングと呼び始め、以降3人に定着しました。

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でも、この呼び名はあくまで語感的なものが由来で、「キング=王様」的な意味でとらえたことはあまりなかったですね。キングをテーマにインタビューされるのも、自分としては意外でした。そんな風に見えてるんですね。

自分自身がこう見られたいと思うのは、「ちょっととっつきづらい先輩」。過去、自分が憧れたというか、すごいなって思っていた先輩がそういう人だったんです。本人は特にクセがあるとかピリピリしてるわけでもなくてフレンドリーなんだけど、後輩の方が勝手に恐れ多く感じるような……。王様みたいに肩書きとか態度が絶対的じゃなくても、能力やセンスで周りに一目置かれるような人になりたいですね。

「王道を通ってきてないことが、コンプレックス」

デザインという意味でも、ぼくは王道を通ってきていません。ぼくは前々職が美容師というちょっと変わった経歴で、グラフィックのデザイン理論を体系的に学んだことがありません。そういう意味で、美大でしっかりデザインを学んで、大手の代理店のクリエイティブ部門に入社したような、いわゆるエリートコースの方に対するコンプレックスがあって……。

でも、それが原動力になってもいるんです。ヴィジュアルの提案であっても、少しひねくれたアイデアやWebの流行を足して、ねらいを説明しやすいものをつくるように意識しています。そういう意図やコンセプトの説明は得意で、美容師時代にも所属していた会社の全社員ディベート大会で優勝したことがあるんです。接客での世間話みたいな会話になると、何を話していいかよく分からなくて苦手だったんですが(笑)。

加えて、プラスディーでは外注パートナーへの発注や撮影現場の仕切りまで含めてすべてを自分でコントロールするような働き方をしてきました。自分でコンセプトを考えられて、自分でデザインをつくれて、自分で説明できて、制作段階でも自分で指揮できる。総合的なクリエイティブ力を強みとしていけるよう、今期から肩書きをクリエイティブ・ディレクターに変えてもらいました。

「目指すのは、タモリさんの立ち位置」

インタビュー中、キングじゃないならどういうポジションに着きたいのかなって考えていたんですが、ベンチマークはタモリさんなのかもしれません(笑)。

僕はひねくれているところがあるので、メインストリームからは外れた位置にいたいんです。会社の中心で、多くの部下を率いてっていう将来像はイメージが湧きません。人に指示をするのは苦手じゃないのですが、リーダーというガラじゃない。独立部隊というか、我が道を行きたいという気持ちが強いんです。でも、いざ何かのプロジェクトが始まれば、自分の空気をつくって仕事がしたい。

その意味で、タモリさんって理想だなと。タモリさんの派閥や軍団って特にないけれど、みんなタモリさんには一目置いている。いざ番組に出演すると、しっかり自分の空気にしてしまう。出演者だけじゃなく、スタッフやお客さんにもそれが伝わっていますよね。

役員を除いた現場の社員としては最年長。経営陣がぼくに、他の社員にとっての指針・指標のような存在になることを求めていることは感じています。キングではないですが、一目置かれるような存在でい続けたいですね。

インタビューに対してはひねくれず、率直な思いや考えを語ってくれた山木一正。なかでも印象に残ったのが、経営陣から受けた影響として挙げた「小さい会社だから受けなくちゃいけないことと、小さい会社だからこそつっぱらないといけないことの線引きライン」。このラインの感覚を経営陣と共有できていることが、彼への信頼感につながっているのかも。

最後は、メンバーからのメッセージ。キングへのお言葉はこの二人から。プラスディーの「エンペラー」本田会長と、女性社員を束ねる「クイーン」石本(PDH マーケティングオフィサー)から見た彼の印象は?

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Shinichiro Honda
「仕事において妥協しない姿勢、クオリティの追及姿勢に安定感があります。その安定から次のステップへ進むために自分のアイディアを“形にする力”と“実現するためのコミュニケーション力“、”自分の魅力を表現する力“をさらに身に着け、さらに難易度の高い案件にチャレンジしクリエイティブ・ディレクターとして成長してほしい。」
Yoriko Ishimoto
「最初、なんかずいぶんSっぽい、とっつきづらそうなデザイナーさんがいるなー、と思ったのを覚えています。でも最近じゃ、飼い猫の写真を見せてくれたり、実はキュートな一面もあるの、知っています。笑」


山木一正の+D ― DODOTO(堂々と) ―

社内での会議、クライアントとの電話、撮影現場でのディレクション……。臨機応変に対応しつつも、自分のスタンスを崩さない。その堂々とした姿勢は一緒に働くメンバーにも自信と安心を与える。

No.003

Yamaki Issey

美容学校出身、元美容師という異色の経歴。WEB制作会社1社に勤務後、2010年にプラスディーにジョイン。デザインのみならず顧客折衝、プロジェクトマネジメントまで手掛ける。2013年7月より肩書きをクリエイティブ・ディレクターに改め、活躍の場を広げている。

PHOTOGRAPHER by Kyosuke Adachi:INTERVIEW by Yasuhiro Tanaka:BUILDING / PLANNING by Takumi Nariai:
EDITING / PLANNING by Kiyotsugu Fujiwara