No.035

UPDATE2016/9/1

ミーハー

寡黙で表情をあまり変えない性格と、老舗WEB製作会社でキャリアを積んだ安定感から、落ち着いて見える坪山翔太。一方で、流行りものに影響を受けやすいというミーハーな一面も。そのミーハーさに素直に従ってきた歩みとは?

ミーハーだから、踏み出せる。

流行りや友だちに影響を受けやすいほうで、分かりやすく言うとミーハーなんです。マンガの『テニスの王子様』を読んでテニスをはじめたり、アイドルオタクの友だちの影響で乃木坂46のファンになったり……。ミーハーと呼ばれることに抵抗はないし、それで損したなと思うこともほとんどないんですが、大学選びだけは失敗だったかもしれません。

『GOOD LUCK!!」』(パイロットと飛行機整備士を描いたドラマ)に憧れて安易に航空宇宙学科に入学したのですが、入ってすぐにしっくりこないなと思ったんです。理論を学ぶことが主で、何かを実践するということがほとんどなかったので、ドラマで観たシーンとどうもつながらなくて……。

それで1年生から2年生に上がる際に、同じ大学のなかで転科試験を受けて、デザイン学科に移りました。サークルの先輩がデザイン学科で、話を聞いているとおもしろそうだったんですよ。学んだことを実践する機会があるのに惹かれて。アトリエにこもってものづくりに打ち込むとかって、カッコいいじゃないですか? 『はちみつとクローバー』的な。これもミーハーですね(笑)。でも、実際にデザイン学科に移ってみたら、想像通りに楽しかったので、正解だったなとは思っています。転科していなかったら、今WEBの仕事をしていることもないかもしれませんし。そういう意味では、大学選びもやっぱりマイナスではなかったんでしょうね。

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ミーハーだから、頑張れる。

デザイン学科では広く浅く様々なデザインを学んだのですが、プロダクトデザインやグラフィックデザインを志望する人が多い中で、僕はネットワークデザインを専攻しました。プロダクトは就活が茨の道で、その狭き門をくぐり抜ける自信がなかったし、センスやアイデアを問われるグラフィックで勝負できるほど秀でた感性があるわけじゃないとも感じていたんです。

その点、ネットワークの分野なら、センスやアイデア以外の部分、仕組みを理解する力や最新技術を追う好奇心があれば、世の中にインパクトを残すものがつくれそうだと思って。ちょうど、デジタル広告やメディアアートが持て囃された時期で、僕自身、ゼミの教授のメディアアート、『ヒロシマ・アーカイブ』という作品を手伝いもしました。その作品も一部メディアに取り上げられて、手応えとおもしろさを感じましたね。

「世の中にインパクトを残す」と言ったのは、『情熱大陸』に出たいという気持ちがあったから。『情熱大陸』って芸能人やスポーツ選手のような知名度のある人も取り上げるけど、知る人ぞ知る業界のプロみたいな人も取り上げるじゃないですか? 本人より、つくったもののほうが有名っていうタイプの人とか。僕はそういう人の放送回が特に好きなんですが、好きが高じて自分も出たいと思うようになって。

そのことがけっこうモチベーションでしたね。勉強するうえでも、働くうえでも。漠然と何かやるよりは、目標を定めてクリアしていくことを意識しますし、大変なプロジェクトを担当すると苦しいのは苦しいんですが、成長できている感覚が楽しくもあるんです。

ミーハーだから、迷う。

そうやって、自覚的に成長しようとしてきたんですが、実は今、ちょっと迷っているタイミングでもあります。というのも、仲の良い前職の同期が最近結婚しまして。それで、結婚式のサプライズ用ムービーを撮りに新郎新婦の実家に伺ったら、どちらの家族もびっくりするくらい仲が良くて。羨ましいな、こんな家庭を持ちたいなと思っちゃったんです。

もちろん、仕事で成果を残しながら、家族との時間を取ることだってできるんですが、これまでが成長できるのなら労働時間がどれだけ長くなっても気にしないっていうタイプだっただけに、急に湧き出てきた家庭への憧れにちょっと戸惑ってしまっています。この友だち以外にも結婚する人が周りに増えてきているので、影響されやすい僕としては、まずは結婚への興味が高まる今日このごろです(笑)。

ただ、がっつり働き続けるにせよ、ワークライフバランスを求めるにせよ、ミーハーな自分にとっては、WEB業界はすごく合っていると思っていますし、ものづくりに携わるという軸は変わりません。多くの人に使われるサービスをつくってみたいだとか、WEBの力で無名だけど素晴らしいモノや人に光を当ててみたいだとか、やってみたいこともたくさんあります。もやもやしている部分は脇に置いておいて、目の前の仕事のなかで成長することは続けていきたいですね。

ミーハーという、人によっては呼ばれたくない呼称で自らを表現した坪山。しかしそれは、新しい物への好奇心と、物事を穿った見方をせず受け入れられる素直さと言い換えることもできる。素直だからこその迷いはあるものの、本当に進みたい道を素直に歩んでほしい。

メンバーからのメッセージは年齢の近い男性ディレクターとして話す機会も多い脇と、坪山と同じくアイドルファンな新卒ディレクター井出から。

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Keitaro Waki
生粋の不器用だと思います。アイドル大好きで、デスクトップも乃木坂の生ちゃんにしちゃうくらいヲタクなのに、後輩女子に「デスクトップ生ちゃんですね!かわいいですね!」って褒められると、「そうでもないっす」ってそっけなく答えてしまうくらい不器用です。 だけど、デジタルで、世界に出てやろうという気概が好きです。そして何気に後輩思いで、ディレクターの中で1番教え方がうまいです。今後も一緒に仲良く働いていけると嬉しいです。みたいなことは微塵も思わないですが、もっとPlusDに刺激をください。
Fumika Ide
坪山さんとの関わりが増えたのはつい最近。寡黙な方なのかなぁと思い、なかなか話す機会も少なかったのですが、先日一緒にカラオケに行ってその印象は見事に覆されました(笑) 新卒時代からWeb一筋ということで、社内では一目置かれた存在。「分からない事があったら坪山さんに聞くといいよ」と仰る方が多く、みなさんからの信頼の厚さを感じたり、前職の経験をプラスディーに還元しようと動かれている姿を見て、会社ってこうして成長していくんだなぁと学ばせて頂いています。初めの印象からは気づかなかった”内に秘めた熱さ”を次々と発見し、坪山さんへの興味がどんどん増している今日この頃です。 また一緒に乃木坂歌ってヲタ芸しましょう。

坪山翔太の+D ― DOL-OTA(ドルオタ) ―

割りとガチ目なアイドルファンな坪山。カラオケで乗ってくるとヲタ芸も披露してくれるのだとか。推しは乃木坂46の生田絵梨花。

No.035

Shota Tsuboyama

航空宇宙システム工学を学ぶために大学に入るが、2年次にデザイン学科へ転向。ものづくりの楽しさとデジタルの魅力に惹かれ、Web制作会社へ新卒で入社。WebディレクターとしてコーポレートサイトやECサイトの構築・運用に携わる。2015年にPlusDへ入社。鹿児島出身だが南国感はほぼない。

PHOTO by Kento Ito Jun Okazaki : INTERVIEW by Yasuhiro Tanaka / Shun Nishida : BUILDING by Daon Kim : PLANNING by Kento Ito : EDITING by Kiyotsugu Fujiwara